愛知県

愛知県は、東京や大阪などの他の大都市と比べて、一戸建ての新築が多く、一軒家の人気が高い県です。豊橋市や名古屋市、長久手市、みよし市などは全国や愛知県民の「住みよい街ランキング」でも上位にランクインしています。街の環境が良く住みやすいことや、宅地価格が安く一軒家が建てやすいなどのメリットがたくさんあります。
大都市のある都道府県で比べると、新設住宅着工数に一戸建てが占める割合は東京都が2割強、大阪府が約3割、福岡県が約4割であるのに対し、愛知県は約5割(国土交通省の建築着工統計調査)。この10年を見ても、東京都と大阪府はマンションへシフトして一戸建ての割合がどんどん減っている。対して愛知県は、ほぼキープしています。
令和3年の全ての着工新築住宅のうち、一戸建ての割合は愛知県は53.93%と半数以上が一戸建てになっており、東京都や大阪府と比べて一戸建ての新築割合が多いことが分かります。
また、一戸あたりの平均床面積も約35坪と、全国平均を上回っており、東京都と大阪府よりも広くゆとりのある一戸建てが多いことが分かります。
国土交通省が公表している平成30年都道府県地価調査によると、愛知県の平成30年度の住宅地の平均価格は1㎡あたり10万5300円でした。東京都の38万900円と比較すると3分の1以下で、大阪府の15万900円よりも安いです。愛知県は、東洋経済研究所が発表している「住みよさランキング」で、毎年複数の都市がランクインしています。
愛知県で最新の2021年ランキングで50位以内にランクインしている都市は長久手市(全国4位)、名古屋市(14位)、みよし市(24位)、刈谷市(38位)、碧南市(46位)です。
愛知県の結果で興味深いのは、調査項目の中でも「快適度」「富裕度」のランクが特に高いということです。快適度のランクが高いということは、暮らしの中で自然に触れる機会が多く、過ごしやすい気候であるといえるでしょう。
「富裕度」は、住民の1人あたりの所得や1住宅あたりの延べ床面積の広さ、持ち家世帯の比率の高さなどが評価基準です。一戸建ての平均面積のデータとも共通しており、快適な住まいが実現しやすいということが分かります。

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