医療事務・受付の仕事とは


医療の“顔”として、患者さんに安心を届ける ― 医療事務・受付の仕事とは

「病院の受付でにこやかに応対している人」
「カルテをさばきながら、てきぱきと事務をこなす人」
そんな姿に憧れたことはありませんか?

医療事務・受付は、医療機関の“縁の下の力持ち”であると同時に、患者さんと医療現場をつなぐ“顔”のような存在。
専門知識を活かしながら、やりがいと働きやすさの両立ができる、人気の医療系職種の一つです。

今回は、そんな医療事務・受付の仕事内容、給与、キャリアの広がり、そして未経験でも目指せる理由を、わかりやすくご紹介します。

【1】医療事務とは?― 患者さんと医療現場を支える専門職

医療事務・受付の主な仕事は以下のようなものです:

  • 患者さんの受付・会計対応
  • カルテや電子カルテの管理
  • 診療報酬明細書(レセプト)の作成と請求
  • 保険証の確認、患者情報の入力
  • 医師・看護師との連携、予約対応

こうした業務は、医療の流れをスムーズにし、患者さんに安心感を与える重要な役割。
特に受付対応は「病院の印象を決める入り口」として、笑顔と丁寧な対応が何よりも求められます。

【2】ニーズは全国に!安定した求人と高い就職率

厚生労働省「令和4年 医療施設調査」によると、日本全国には10万件以上の医療機関が存在。
これらのほとんどに、医療事務スタッフの存在が欠かせません。

特に近年は、電子カルテ化・レセプトオンライン化が進むことで、専門スキルを持つ医療事務の需要はさらに高まっています

実際に、職業訓練や専門学校の卒業生の就職内定率は90%超という調査もあり、年齢・性別を問わず長く働ける職種として人気を集めています。

【3】気になる収入は?医療事務の給与事情

医療事務の平均年収は約300〜350万円
地域差や勤務先によって異なりますが、月給20万円前後+賞与というケースが多く、比較的安定しています。

また、レセプト業務や診療科目によっては手当やスキル給がつくことも。
病院・クリニック・調剤薬局など職場によって幅があるため、自分に合ったスタイルを選べるのも魅力です。

【4】働きやすさ抜群!女性に人気の理由とは?

医療事務・受付は9時~17時勤務の求人が多く、残業も少なめ
家庭と両立したい方や、子育て世代の方にも働きやすい職種として人気です。

また、産休・育休の制度が整った医療法人も多く、復職率も高い傾向にあります。
「家庭と両立しながら手に職をつけたい」そんな方にもぴったりです。

【5】未経験OK!資格取得でキャリアの扉が開く

医療事務の世界は、未経験からでも十分にチャレンジ可能
特に以下のような資格があると、就職・転職で大きなアピールポイントになります。

  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
  • 診療報酬請求事務能力認定試験
  • 医療秘書検定

多くの職場では「資格取得支援制度」を導入しており、働きながら学べる環境も整っています。
また、派遣・紹介予定派遣を活用すれば、短期から正社員へとキャリアアップも可能です。

【6】キャリアパスも広がる!ステップアップ例

医療事務として経験を積んだ後、下記のようなキャリアアップも目指せます。

  • 診療情報管理士(カルテ・データの専門家)
  • 医事課主任・責任者
  • 医療系人材会社での就職支援業務
  • 調剤薬局事務・介護事務など隣接領域への転身

こうしたステップを踏めば、年収アップや自分らしい働き方がどんどん広がっていきます。

【7】あなたの笑顔が、患者さんの安心につながる

医療事務・受付は、単なる事務職ではありません
不安を抱える患者さんに安心を届ける、いわば医療チームのフロントライン

ときには緊張した顔で来院する患者さんが、あなたの笑顔にホッとした表情を浮かべてくれる――
そんな瞬間が、毎日のやりがいにつながっていくはずです。

「ありがとう」と言ってもらえる仕事がしたい。
医療の現場で、支える立場として輝きたい。
そんなあなたに、医療事務・受付という仕事はきっとピッタリです。

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