「子どもと関わる仕事がしたい」と考えたときに、まず思い浮かぶのが「保育士」と「幼稚園教諭」。
どちらも子どもの成長を支える重要な職業ですが、実は必要な資格や働く場所、1日のスケジュールまで、さまざまな違いがあります。
この記事では、保育士と幼稚園教諭の違いをわかりやすく比較しながら、自分に合った働き方を見つけるヒントをお届けします。
保育士と幼稚園教諭の違いって?
どちらも「子どもを預かる」仕事ですが、大きく以下の違いがあります。
項目 | 保育士 | 幼稚園教諭 |
---|---|---|
対象年齢 | 0歳〜就学前 | 3歳〜就学前 |
勤務先 | 保育園・認定こども園など | 幼稚園・認定こども園など |
主な役割 | 生活・遊び中心 | 教育カリキュラム中心 |
勤務時間 | 早朝〜夜まで(延長保育あり) | 基本は日中(8:30〜14:00など) |
必要資格 | 保育士資格(国家資格) | 幼稚園教諭免許(教員免許) |
それぞれの資格について
保育士資格(国家資格)
厚生労働省が管轄する国家資格で、専門学校・短大・大学など指定養成校を卒業するか、国家試験に合格することで取得できます。
幼稚園教諭免許(教員免許)
文部科学省が管轄する教員免許で、大学・短大で必要な単位を修得し、都道府県から免許を取得する必要があります。
どちらの資格も、認定こども園で働く場合は「両方の資格が求められる」ケースもあるため、Wライセンスの取得を目指す方も増えています。
仕事内容の違い
保育士の仕事
- 食事・排泄・着替えなど生活全般のサポート
- 遊びや外遊びの見守り・指導
- お昼寝や体調管理
- 保護者との連絡・記録管理
幼稚園教諭の仕事
- カリキュラムに沿った教育・指導(ひらがな・音楽・体操など)
- 行事準備(運動会・発表会など)
- クラス運営・時間管理
- 保護者対応・進路相談
働き方の違い
勤務時間と休日
- 保育士:シフト制、早番・遅番あり。土曜出勤や延長保育も。
- 幼稚園教諭:基本は日中勤務で土日祝休みが多い(ただし行事準備や研修あり)。
1日のスケジュール例
時間帯 | 保育士 | 幼稚園教諭 |
---|---|---|
8:00 | 登園・受け入れ | 登園・朝の会 |
10:00 | 遊び・散歩 | 活動(制作・体操など) |
12:00 | 昼食・お昼寝準備 | 昼食・自由遊び |
14:00 | お昼寝 | 降園・事務作業 |
16:00 | お迎え・延長保育 | (退勤) |
どっちが自分に合っている?
- 保育士向き:乳児から子ども全体の生活を支えたい人/柔軟な対応力を活かしたい人
- 幼稚園教諭向き:教育的なアプローチで子どもを導きたい人/行事やカリキュラムを楽しめる人
「生活」と「教育」どちらにやりがいを感じるか、自分の得意分野に応じて選ぶと◎
まとめ|違いを知って、自分に合ったキャリアを
保育士と幼稚園教諭、それぞれに魅力があり、どちらも子どもの未来を支える大切な仕事です。
まずは自分の希望する働き方や子どもとの関わり方を考え、どちらの道がより自分らしく働けるかを見つけてみましょう。
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