保育・児童福祉業界で給料が高い仕事ランキングTOP6

保育・児童福祉の現場には、保育士だけでなく、看護師やリハビリ専門職、児童指導員、栄養士など幅広い仕事があります。

この記事では、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」に掲載された全国の賃金データをもとに、当サイトで扱う代表的な6職種を比較します。関東で求人を探す際に確認したい条件や、収入アップにつながる働き方も紹介します。

ランキングを見る前に

年収は「令和7年賃金構造基本統計調査」を加工した全国平均です。保育園や児童福祉施設だけで働く人に限定した数値ではありません。また、job tagの統計は職業分類単位のため、PT・OT・ST、児童指導員・児童発達支援管理責任者などは同じ分類値が表示されます。地域、経験、資格、役職、勤務先、雇用形態によって実際の収入は変わります。

保育・児童福祉業界で給料が高い仕事ランキングTOP6

1

子どもの健康を守る

看護師

平均年収524.7万円

園児の健康管理、けがや体調不良への対応、衛生管理、保健指導などを担当します。

2

発達を専門的に支援

PT・OT・ST

平均年収443.6万円

運動、日常動作、ことばやコミュニケーションの発達を専門的に支援します。

3

幼児教育の専門職

幼稚園教諭

平均年収442.6万円

幼稚園で遊びや生活を通じた教育を行い、子どもの成長を支えます。

看護師524.7万円
PT・OT・ST443.6万円
幼稚園教諭442.6万円
児童指導員・児発管441.7万円
保育士427.6万円
管理栄養士・栄養士404.0万円

順位 職種 平均年収 主な資格・要件
1位 看護師 524.7万円 看護師免許
2位 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士 443.6万円 各国家資格
3位 幼稚園教諭 442.6万円 幼稚園教諭免許状
4位 児童指導員・児童発達支援管理責任者 441.7万円 任用資格または実務・研修要件
5位 保育士 427.6万円 保育士資格
6位 管理栄養士・栄養士 404.0万円 管理栄養士免許または栄養士免許

出典:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」各職業ページ(令和7年賃金構造基本統計調査を加工した全国値/2026年7月確認)

1位:看護師|平均年収524.7万円

保育園や児童福祉施設で働く看護師は、子どもの健康観察、けがや発熱への対応、感染症対策、衛生管理、保護者への保健指導などを行います。病児・病後児保育や医療的ケア児を受け入れる施設では、専門性を活かせる機会がさらに広がります。

掲載の平均年収は病院などを含む看護師全体の全国値です。保育施設では夜勤がない求人も多いため、病院勤務と比べて手当が少なく、実際の年収が平均を下回ることがあります。

必須資格看護師免許(求人により准看護師可)求人選び医療的ケアの有無、看護師の配置人数、行事対応、保育補助業務の範囲を確認

2位:PT・OT・ST|平均年収443.6万円

理学療法士(PT)は姿勢や運動、作業療法士(OT)は遊びや日常動作、言語聴覚士(ST)はことばやコミュニケーション、食べる機能などを専門的に支援します。児童発達支援や放課後等デイサービスで需要のある職種です。

公的統計では3職種が同じ職業分類の数値として表示されます。個別療育の件数、送迎業務、支援計画への関与など、施設によって仕事内容に差があります。

必須資格理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の各国家資格収入アップ小児分野の経験、個別支援、保護者支援、職員への助言経験を活かす

3位:幼稚園教諭|平均年収442.6万円

幼稚園教諭は、幼稚園で教育課程に基づいた活動を計画し、遊びや集団生活を通じて子どもの心身の発達を支えます。認定こども園では、保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方を求める求人もあります。

公立か私立か、経験加算や担任手当があるかによって収入差が出やすい職種です。月給だけでなく、賞与実績や行事前の残業、持ち帰り仕事の有無も確認しましょう。

必須資格幼稚園教諭免許状収入アップ保育士資格とのダブルライセンス、主任・主幹などへのキャリアアップ

4位:児童指導員・児童発達支援管理責任者|平均年収441.7万円

児童指導員は、児童発達支援や放課後等デイサービスなどで、子どもの発達段階や特性に応じた支援を行います。児童発達支援管理責任者は、個別支援計画の作成、保護者との面談、職員への助言、関係機関との連携を担う中心的な役割です。

job tagでは両職種を含む広い職業分類の統計値が使われています。実際の求人では、管理責任を持つ児発管のほうが児童指導員より高い給与に設定されるのが一般的です。

主な要件児童指導員任用資格、または児発管に必要な実務経験・研修修了注意点児発管の配置要件は経歴により異なるため、応募前に必ず確認

5位:保育士|平均年収427.6万円

保育士は、乳幼児の生活援助や遊びの提供、保育計画・記録の作成、行事運営、保護者支援などを行います。保育園、認定こども園、小規模保育、企業内保育、児童福祉施設など、働く場所は幅広くあります。

自治体の借り上げ社宅制度、経験加算、キャリアアップ研修による役職手当など、関東では給与以外の待遇にも差があります。額面の月給だけで判断せず、住宅費や賞与を含めた年間収入で比べましょう。

必須資格保育士資格収入アップ経験加算、主任・副主任、専門リーダー、借り上げ社宅制度の活用

6位:管理栄養士・栄養士|平均年収404.0万円

保育施設の管理栄養士・栄養士は、献立作成、食材発注、アレルギー対応、衛生管理、食育活動などを担当します。小規模な施設では、調理業務を兼ねる場合もあります。

管理栄養士手当の有無、献立作成を自園で行うか、調理スタッフの人数、アレルギー食の対応体制などを確認すると、入職後のミスマッチを防げます。

必須資格管理栄養士免許または栄養士免許収入アップ管理栄養士資格、アレルギー対応、食育企画、給食部門の管理経験を活かす

関東の保育・児童福祉業界で年収を上げる5つの方法

  1. 資格と実務経験が評価される求人を選ぶ経験年数の加算、資格手当、前職給与の考慮が明記された求人を比較しましょう。
  2. 専門資格やダブルライセンスを活かす保育士+幼稚園教諭、看護師、PT・OT・ST、管理栄養士など、配置加算や専門支援につながる資格は強みになります。
  3. リーダー・管理職を目指す主任保育士、専門リーダー、施設長、児童発達支援管理責任者など、責任ある役割は基本給や役職手当のアップにつながります。
  4. 手当・賞与・住宅支援まで比較する月給だけでなく、賞与の算定基準、処遇改善手当、借り上げ社宅、住宅手当を含めた年間の実質収入で判断してください。
  5. 業務量とのバランスを確認する高月給でも固定残業や持ち帰り仕事が多ければ、時給換算では低くなることがあります。人員配置や記録方法も確認しましょう。

給料だけで保育求人を選ぶときの注意点

  • 給与に固定残業代や処遇改善手当が含まれているか
  • 賞与の実績だけでなく、基本給の何ヶ月分かが明確か
  • 経験年数が基本給に加算されるか
  • 借り上げ社宅制度の対象条件や自己負担額はどうか
  • 持ち帰り仕事、行事前残業、送迎業務の有無
  • 配置人数、休憩の取り方、有給休暇の取得状況に無理がないか

保育・児童福祉業界の給料に関するよくある質問

このランキングは関東だけの平均年収ですか?

いいえ。職種間を同じ条件で比べるため、厚生労働省job tagに掲載された全国平均を使用しています。実際の関東の求人給与は、自治体、法人、経験、役職、手当によって異なります。

保育補助は無資格でも働けますか?

無資格・未経験から応募できる保育補助求人もあります。ただし、仕事内容や配置基準、給与は保育士と異なります。資格取得支援がある職場なら、働きながら保育士資格を目指せます。

児童指導員と児童発達支援管理責任者は同じ給料ですか?

同じではありません。job tagでは同じ広い職業分類の統計値が表示されますが、実際の求人では個別支援計画や施設運営上の責任を担う児発管のほうが高い給与になる傾向があります。

保育士の給料は資格を取れば上がりますか?

保育士資格を持つことで応募できる求人は増えますが、給与制度は法人ごとに異なります。経験加算、役職手当、処遇改善手当、賞与、住宅支援まで比較することが大切です。

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